最近の事業承継の場面では持株会社(HD会社)を設立することがトレンドの一つと言われています。
持株会社とは、現在経営している事業会社の株式を100%保有する管理会社のことで、新設で会社を設立する場合や既存の会社を用いる場合があります。
一般的な同族会社間の場合は、株式交換や株式移転といった方法を用いることで原則法人税の課税なしで持株会社を設立することができます。
持株会社のメリット
・各子会社に大きな裁量を持たせたグループ経営ができる。
・M&A等を実施しやすくなる。
・グループの保有資産を持株会社に移動することで親族の財産を会社に残したまま、子会社の経営を従業員等に委ねることができる。
・子会社のから親会社への資金移動は無税で行えることが多いので、グループ全体としての資金融通が機動的に実施できる。
・HD会社を設立することで、事業会社の経営が今後良くなり自社株式の評価が上昇する場合においても上昇幅を37%抑えることができる。
・自社株の評価額が引き下がる場合がある。
特に、HD会社を事業承継目的で設立する場合においては、各社個別具体的な税金上の判断及び手続の選択が必要とされるため、必ず組織再編に慣れている専門家に相談した方が良いでしょう。
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