相続税対策の基本年間110万円の贈与
相続税の節税策として、毎年贈与税の非課税枠(110万円)の枠内で贈与する方法をお聞きになった方もいらっしゃるかもしれません。
これは、毎年110万円までは税金がかからず下位世代に財産を移転することができるからです。
110万円の贈与は非常に有効な相続税対策ですが、相続税がたくさんかかる富裕層にとっては年間110万円程度では相続財産を減らすには不十分であることが多いです。
310万円の贈与は実質税率6%
年間110万円の贈与では間に合わないという方にまずおすすめするのが年間310万円の贈与です。
お子様に贈与する場合、110万円を超えて310万円以下の部分にかかる贈与税は10%です。
つまり、310万円を贈与した場合の贈与税は、(310万円ー110万円)*10%=20万円で実質負担は約6%です。
相続財産が多い富裕層の場合は最高55%の相続税がかかるので、ある程度の金額までは贈与の方が利率が低くります。今回紹介した310万円の贈与や次の基準数値である510万円の贈与を行うことで、納税総額を抑えることができるのです。
相続税対策サポート
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