事業承継の問題 団塊の世代が65歳に達するいわゆる「2012年問題」が一時連日メディアで報じられていました。しかし、事業承継については「2017年問題」に直面しています。 事業承継の「2017年問題」とは 団塊の世代が70歳を迎える2017年は、事業承継問題の象徴的な年であると考えられています。 2015年の時点で中小企業の経営者のピークの年齢は66歳になっており、1995年時点の47歳から19歳の高齢化が進展しております。一方で、直近10年間の事業承継における親族以外への承継(従業員・M&A等)の割合は60%を超えてきており、中小企業における後継者不足問題は深刻です。このような状況の中 …