相続手続がより簡単になる「法定相続情報証明制度」 これまでの相続手続では、死亡した方の戸籍謄本の束を、相続手続を取扱う各種窓口(銀行・証券会社・法務局等)に提出をする必要があり、お金も手間もかかっていました。 このような状況で平成29年5月29日に始まったのが「法定相続情報証明制度」です。 相続に関する多くの手続が一覧図のみで可能 登記所に戸籍除籍謄本等の束と併せて相続関係を一覧に表した図(法定相続情報一覧図)を提出すれば、登記官がその一覧図に認証文を付した写しを無料で交付してくれます。 その後の相続手続の多く(銀行手続・証券会社手続・当期手続等)をこの一覧図の写しで行うことができるた …
Archives for 10月 2017
事業承継に税理士が必要な理由
事業承継は相続とセットで考える 現代の事業承継では、従業員やM&Aを使った形も増えてきていますが、今でもご子息などの身内への承継が主流となっています。そのため、事業承継を考える際には、まずは個人の相続とセットで考える必要があります。 事業承継には自己株式の評価が必須 個人の相続とセットで事業承継を考える際に、絶対に避けては通れないのが「自己株式」の評価です。この自己株式はオーナー経営者の方が個人財産として保有されていることが多く、この自己株式にも個人の相続税が課税されます。そのため、事業承継と個人の相続をどちらも成功させるカギは、この自己株式の評価額を引き下げ、相続税の金額を押さえ …